型を用いずに僅かな道具と職人の技術のみで成型を行う宙吹(ちゅうぶ)きガラス。
型吹きや機械で生産された物と違い、固いはずのガラスなのに柔らかな風合いが生まれます。
肥前びーどろではそのほとんどを宙吹き技法にて成形を行いますので、
一つ一つが微妙に違いがあり、本当の手造りガラスの良さが出ています。
当施設ではその肥前びーどろを明治36年から120年にわたりお作りしております。
工房での見学も可能で、ショールームでの購入もできます。
また体験も要予約で可能になります。
*現在は中止です*
肥前びーどろのルーツは江戸末期の佐賀藩の研究所・精煉方(せいれんかた)にあります。
ここで行われた薬剤・火薬などの試験で用いられたガラス技術は、明治に入り精煉社として民間経営に移行し、
佐賀精煉合資会社に発展。理化学用材から日用雑器にいたるガラス製品を製造しました。
その宙吹き技術は肥前びーどろに引き継がれました。
佐賀県佐賀市道祖元町106番地
午前9時~午後6時