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美術館・博物館 [ 京都 ] 京都工芸繊維大学 美術工芸資料館

京都工芸繊維大学 美術工芸資料館について

京都工芸繊維大学のキャンパスのほぼ中央に位置する美術工芸資料館の収蔵品は、前身校の一つである京都高等工芸学校の創立以来の収集品が中心となっています。京都高等工芸学校は明治35(1902)年に創立され、ヨーロッパにおける新しいデザインの動向を展望し、わが国におけるはじめての本格的なデザイン教育が開始されることになったのです。
収蔵品はデザイン教育の教材として集められ、絵画、彫刻、金工、漆工、陶磁器、染織品、考古品等多岐にわたっています。とくに、浅井忠の「武士山狩図」は、東宮御所(現迎賓館)の綴織壁飾の原画(実物の2分の1)として制作したもので、これと併せて収蔵されている一連の習作群は制作の過程を見ることのできる貴重な資料となっています。19世紀末から20世紀前半にかけてのアール・ヌーヴォー期のポスターコレクションも注目を集めています。これらは年間7-8回程度の企画展示を通じて公開しています。

展覧会のお知らせ

大阪・関西万博開催記念「工芸と京都―近世から近代へ」
会期:2025.7.28 - 2025.9.20
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 戦争激化のため中止され、幻の万博と呼ばれた1940年の日本万国博覧会。戦後の目覚ましい復興と高度経済成長を背景に、「人類の進歩と調和」をテーマに開催された1970年の大阪万博。そして、いま55年の時を経て、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、ふたたび大阪で万国博覧会が開催されています。
 本展では、この大阪・関西万博の開催を記念して、戦後、日本で開催された国際博覧会のポスターをご覧にいれます。ぜひ懐かしの一品を探してみてください。それにくわえて、近世から近代にかけて京都で制作された、あるいは本校で教材として使用された陶磁器や漆芸品をご覧いただきます。近代において、博覧会という名の競技会が国内外で開催されるようになり、海外のデザイン潮流や技術と無縁ではいられなくなった京都が、伝統を重んじつつ、あらたに造り上げた工芸品の数々をお楽しみください。
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博物館実習成果展「日本を駆ける近代の風 暮らしのデザイン、魅せるデザイン」
会期:2025.7.28 - 2025.9.20
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 京都工芸繊維大学美術工芸資料館では、展覧会「日本を駆ける近代の風ー暮らしのデザイン、魅せるデザインー」を開催します。本展は博物館実習の一環として、本学学生がキュレーションと展示を行いました。急激な近代化のうねりの中で、日本人の生活は大きく変容しました。本展は、江戸末期から明治維新を経て昭和初期までの日本の近代化の道のりを、「染色」「広告メディア」「単化ポスター」「百貨店」の四つのトピックで紹介します。近代化の過程で生まれた多彩なデザインや技術、表現のかたちは、時代の息吹や美意識を今に伝えてくれます。
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